バイオコーク技研株式会社


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MgH2
長期間滞留型気球の開発

バイオコーク技研㈱、㈱GOCCO.、徳島大学共同でMgH2長期間滞留型気球(コンセプト)の開発をしました。
(公益財団法人 静岡県産業振興財団の2024年度助成事業)


Youtubeにてフライト映像をご覧いただけます。
【水素化マグネシウム】長期間滞留型気球の開発

MgH2長期間滞留型気球

気球に水素を供給することで再浮上させ、長期フライトを実現​。


MgH2長期間滞留型気球

気球用リアクターの機構​

リアクター上部にMgH2、下部にクエン酸水を配置。​
リアクターが反転してクエン酸水がMgH2に添加されることで反応が開始される。​
リアクターを再度回転させるとクエン酸水はMgH2から分離し、反応が停止される機構になっている。​


MgH2長期間滞留型気球 MgH2長期間滞留型気球

気球は、ゴム気球、プラスチック気球、リアクター部で構成される。​
ゴム気球とプラスチック気球は浮力の役目。​

プラスチック気球にはガスの排気機構とガス生成+供給機構のMgH2リアクターを備え、ガスの供給、排出をすることで気球の高度調整を可能にする。​

MgH2は手軽に水素を扱える水素キャリア​​

​通常、水素キャリアは高圧ガスの状態なので、気球用リアクターのようにペットボトルで扱うことはできません。(高圧ガスに耐えられる分厚い金属容器に閉じ込めないと安全性が確保できない)​

水素キャリアMgH2は、他のキャリアと比べて手軽に身近に水素を扱えるものだと言えます。​今回、開発された気球用リアクターは、手軽に水素が欲しい環境にも使える技術だと思います。

これをヒントに新たな用途が生まれる可能性や、改良されたリアクターが予想だにしない用途に使われるようになるかもしれません。​

手軽に使える水素キャリアMgH2は、他のキャリアに比べて無限の可能性があると思います。​

㈱GOCCO.
https://gocco.co.jp/​

徳島大学
https://www.tokushima-u.ac.jp/​

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